資産形成という活動
個人が働いて給料をもらう、という形が労働者。
会社を設立して人を雇い事業を運営する、という形が経営者。
というのはなんとなくみんな分かっていると思います。
日々活動しながら収入をアップさせて、結婚して子供を作ったり、老後に自分が働けなくなっても生活ができるようにすることを目指して活動する、というのが経済的な面での一般的な活動の方向性だと思います。
しかし、ボクの個人的な感覚としては、何も深く考えずに働いているだけではなかなかその十分な収入を得ることとそもそもの人生を充実したものにする、というバランスを取るのが難しいなあという感想を持ちました。
まあ、自分一人が食うに困らない状態はすぐできると思います。しかし、そこから家族を養う、老後に備えるというレベルまで持っていくのは結構難易度が高い。
しかし、難しいからと言って諦めたら人生おしまいです。
だから頑張ろうと思うわけですが、いったい何をどう頑張れば良いのでしょうか?
色々なことを学び、色々なことをしていくことが必要だと思うのですが、その中でも多くの人が取り組むべきことの一つに資産形成というものがあると思います。
『金持ち父さん』という有名な書籍の中では
『資産とは、あなたにお金を運んできてくれるもの』
です。
例えば不動産を持っていて賃貸収入が発生していれば、それは資産です。
同じ不動産でも、住宅ローンの返済をしている自宅は、逆にお金が出ていっているのでそれは負債です。
現金はただ持っているだけでは、何も起こらないですが、それを銀行に預ければ利息が発生するし、株を買えば配当収入が得られます。
つまり現金は資産に変えられるもの、資本というものになります。
『資本は資産のもととなるもの。』
この定義からすると、世界中の誰もが資本というものを持っています。
それは自分自身です。
自分が何もしなければ何も起こりません。
けれど自分が働けばお金が入ってきます。
つまり、労働者となり活動していれば、あなたは月々のお給料分の金額を生み出す資産と表現することができると思います。
しかし、個人で働くだけでは収入に限界がありますし、収入アップを目指して働き過ぎれば、働くために生きている状態になってしまいます。働くこと自体が人生でやった甲斐のあるもっとも重要な活動であると胸を張って言える人ならそれでも問題ないのかもしれません。
しかし、現実にはそうでない場合もあるでしょう。
であれば、自分自身以外に別の資産を持っている状態を作るのが、人生を安心して全うするための一つの道筋だと思います。
資産の代表的なもので言えば株・不動産などでしょう。しかし、株や不動産だけが資産ではありません。
お金をあなたに運んできてくれるものであればなんでもいいのです。
例えば本を出版すれば印税収入が入ってきます。
音楽を作ってCDが売れたりカラオケの印税が入ってきます。
このようなものは資産と言えます。
ブログを運営して広告収入が得られればブログも資産です。
『資産形成とは、あなた自身を新たな資産を持っている状態に変える活動』
です。
みんなそれは分かっているとは思うのですが、いったいどんな資産をどのような手順で手に入れるか、というところに難しさを感じると思います。
しかし、実際そこは発想と行動の組み合わせ次第なのであなたには無限の可能性があります。
今の自分自身と自分の身の回りを見回して、自分が行動することで資産に変えられる資本がないか見回して見ましょう。
捉え方とコーディネートの仕方次第で様々なものを資本と捉えられ、そしてそれを資産に変えることができるはずです。